京都はかつて日本の中心だった頃があるため、
その頃からの遺産的なものがたくさんあります。
長く天皇が過ごしたため、方々からあらゆるものが献上される習慣があり、
京都ならではの名物があるようで無いようで、
そして、住人も長く住んでいる割に、京都の事を知らないという、
ちょっと恥ずかしい思いをすることもあります。
そのもっと昔は、都は長岡京であったり、奈良であったり、
その前は福岡という説もあり、そのまた昔は、神話の時代となり、
日本を守っている神様は伊勢に鎮座されているということです。
(※諸説あり)
人々は、柄杓を持参して伊勢を目指すことに憧れたのは、江戸時代だったのでしょうか?
当時、京都にいては、伊勢ははるかかなたの地で、
そうは簡単に行ける所ではありませんでした。
そこで、同じ神様を京都に鎮座させて、
山の上から伊勢に向かってお参りしたのがこの「日向大神宮」だとか。
頂上に登りましたが、とてもじゃないけど伊勢は見える気がしませんが。
地下鉄でもすぐに行けるこの神社は、
何ともタイムスリップしたような空気感は、文字では表せない感覚です。
かつては、応仁の乱や疫病で死体が山ほど並んでいた風葬地帯がすぐそばにあるこの地に、
天照大神が祀られている神社があるのも不思議な感じがします。
そのあたりも京都らしいと言えるのかもしれません。
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