今年に入ってから、30歳前後のお客様から
転職を考えているのだけれど遅いですか?
と複数人に聞かれました。
それぞれが新たにやりたい仕事があり、
そのために勉強したいということです。
そんな人に限って、
新卒で就職してから一度も転職していなかったりします。
昭和の時代は良い大学に入って
良い会社に就職すれば老後も安泰といわれていたため、
進学塾がどんどん増えていった時代でした。
そうやって一流企業で60歳まで企業戦士として働いて来たのに、
今や年金は60歳ではもらえず、
65歳になっても年金だけでは今までの生活は到底維持出来なくなりました。
ただ企業に勤めて一般事務をこなしていた人は、
60歳になって退職しても何も生み出せないので
焦ってビジネススクールに通い出す方も見かけます。
私は35歳で介護福祉士、37歳でケアマネージャーの資格を取りましたが、
家事と育児とフルタイムでの勤務の隙間時間と寝る暇を惜しんで勉強したのを
振り返ると、コロナ禍で今の仕事が暇になり、
サロンの家賃を捻出するためにすんなり介護施設でバイト出来たので、
あの時倒れそうになりながら勉強したのが意外なところで役に立ったのです。
努力に無駄はありません。
彼女たちは、何のために働いているのか
分からないまま60歳を迎えなくて済みそうです。
「50歳になってから新しいことにチャレンジするのって、
老眼で目が疲れるし、新しい事が若い頃のように覚えられないし大変だからね」
とお伝えしました。
前向きに仕事が楽しめるように陰ながら応援したいと思います。
タイ古式マッサージサロン風(ろむ)