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一隅を照らす

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毘沙門堂の宸殿の衝立に書かれていた

「一隅を照らす」の書。

私が好きな伝教大師の言葉で、

「片隅の誰も注目しないような物事に、

きちんと取り組む人こそ尊いのである」

という意味です。

誰もが注目する表舞台で、

派手に活躍することばかりが

尊いのわけではありません。

劇場でスポットライトを浴びるのは素敵ですが、

チケット販売をする人や、

きれいに掃除をする人がいてくれるお陰で

主役が輝くのです。

皆がいつもそこに配慮出来る人になれば

良い世の中になるのだと思います。




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