加西市にある一条寺は、西国三十三か所霊場の
二十六番札所の天台宗のお寺で、
国宝の三重塔や重要文化財が数多く所蔵されています。
御詠歌は
「春は花 夏は橘 秋は菊
いつも妙なる 法の花山」
私の実家は、安曇川町から三男坊の祖父(明治生まれ)が
尋常小学校(現在の小学校4年生)を卒業して丁稚奉公で京都に出てきて、
商売を始めてそのまま所帯を持った家なので分家ですが、
子供が複数亡くなっていたせいなのか信心深い家で、
毎年お盆の3日間は夕食後に西国三十三か所の御詠歌を皆で唱えていたせいで、
殆どの御詠歌は唱えられますが、
一条寺の御詠歌は何とも印象深い御詠歌で、
子供に分かりやすい内容だからなのか、
お参りした際には、
「この御詠歌はここだったんだ~」
と懐かしく感じました。
「夏は橘」
というところもしっかりと覚えていたので、
橘の実がたくさん成っていたのがすごくうれしく思いました。
柑橘類で日本原産は「橘」だけらしいのですが、
酸っぱくて食べられないようです。
娘の雛飾りを毎年飾るのに、
「右近の橘、左近の桜」
とぶつぶつ言いながら飾っていたのが懐かしく思い出されました。
今は7段飾りのひな人形を飾るご家庭は少ないんでしょうね。
合理的ではないので・・・。
タイ古式マッサージサロン風(ろむ)