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一乗寺奥の院「賽の河原」

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冬の参拝客が閑散としている一乗寺ですが、

奥の院はなお人がいなさそうなのですが、

せっかくここまで来たので行ってみました。

仏教の教えでは「賽の河原」とは、

親より早く亡くなった幼い子供が、

賽の河原(三途の川原)で石を高く積んで、

親よりも早く亡くなってしまった罪を償うのですが、

そこへ鬼がやってきて積んだ石を崩してしまう、

そしてまたひとつずつ石を積んでは鬼に崩されてしまうのを繰り返していると、

地蔵菩薩がやってきて「私を冥土での親だと思いなさい」

と言って助けてくれるという教えです。

ここはとっても重い空気が漂っていて、

かなり歩いてきたので身体は温まっていたはずなのですが、

激しい悪寒がしてきました。

私が来てはいけない所に来てしまったようです。

写真だけ撮って急いで退散することにしました。

帰りはひたすら不動明王のご真言を唱えて逃げ帰るという、

出会う人がいたら変な光景だったと思いますが、

何とか事無きを得ました。

京都市内にもこんなところがあります。

今は賑やかなので普通の人は気付きませんが、

阪急電車の駅と嵐電(京福電鉄)の駅が隣接しているところです。

通り名は「西大路四条」。地名は「西院」。

「西院」と書いて阪急は「さいいん」と読みますが、

嵐電は「さい」と読みます。

もう少し西に行くと「佐井通り」と言う名の通りがあり、

平安時代は川が流れていて川沿いに佐井大路が通っていたと言われています。

名前の通り賽の河原があったようです。

サロンをオープンする前にどこにしようかとテナントを探していて、

同業の知り合いに西院を勧められていたのですが、

どうも気が進まなかったのはこんな歴史があったとは

この頃は知らなかったのですが、

今となっては納得です。

鬼とか地蔵菩薩とか実際にいたかどうかは不明ですが、

私の悪寒は尋常では無かったので、

見えない何かがあるのやら・・・。

信じるか信じないかはあなた次第(笑)。




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