江の島の一番奥には、
岩屋と言われるところがあり、
それは岸壁に出来た洞窟で、
長い年月をかけて波の浸食によって出来た洞窟です。
その昔、弘法大師が訪れた際には、
弁財天(水の女神)が現れたと伝えられ、
また、源頼朝が戦勝祈願をしたと伝えられており、
古くから信仰の対象となっています。
私が訪れた時には、
空は青空だったのですが、
京都に台風が接近して暴風警報が出ている時より強風が吹いていて、
それは結局、経験したことが無い強風に晒されながら、
体育会系の脚力の私でさえ真っすぐ歩けない状況で、
ようやく岩屋の前までたどり着いたのでした。
お陰で手前で断念する人が多かったようで、
岩屋の中は殆んど人はいませんでした。
洞窟の中は、第一岩屋と第二岩屋に分かれており、
第一岩屋を見学してから一旦外へ出て、
またあの強風と戦いながら第二岩屋へたどり着きます。
そしてどんどん奥へ行くと張り紙があり、
「龍の前で手を叩くと何かあるかも」
と書かれていました。
ちょっとワクワクドキドキしながら龍のオブジェのあるところが突き当りで、
さて、手を叩くとどうなるのかな~
と息をのんで「せーのっ!」
パチン!
「ガオー!」
あー、ゴジラだ!
京都のお寺の龍の天井絵の「鳴き龍」を想像していたのが、
人工的なスピーカーからのゴジラの鳴き声にがっかり。
「パワースポットとちゃうんかい!」
という気分で岩屋を後にしました。
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