子供達が生まれ育った田舎の家は、
昔は和傘の製造販売をしていたことから、
黒竹の竹やぶが家のすぐそばにあったり、
女中部屋や丁稚部屋が今も一部残っています。
田舎なので近所は同じ苗字が多くて、
今でも屋号で呼ばれることが多く、
「かさや」と言えば我が家のことです。
私は「かさやの嫁さん」と言う立場です。
いつの時代に勧請されたのかは不明ですが、
古くから商売をしていたので、
座敷へ入る門の奥の庭先の隅にはお稲荷さんが祀られています。
もう今は、サラリーマンの傍ら農林業を営んでいるだけで、
商売をしているのは私だけです。遠くでですが。
たまに帰ると、
「お稲荷さんに参っとこう」と言って手を合わせています。
賽銭箱は無いので賽銭払っていません。
秦氏が伝えたと言われる稲荷信仰も、
こんな僻地にも根付いているのが凄いと思います。
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