西国三十三か所霊場の二十一番札所である「穴太寺」。
実家も嫁ぎ先も、お盆になると毎晩家族そろって御詠歌を唱えたので、
名前は知っていたのですが行ったことがありませんでした。
昨日は、他の用事で亀岡に行き、ついでにとある神社へ行こうと思い、
カーナビを設定したのに、その神社は見当たらず、
もう一つの神社へ向かうも、はたまた見当たらず、
今日はこんなもんかなあ・・・と思って帰ろうと車を走らせていた時に、
「穴太寺」1㎞の標識が目に入り、せっかくなので見学することにしました。
705年文武天皇の勅願により建立された寺院で、
応仁の乱や明智光秀の丹波攻めによる火災などで消失するも、
江戸時代に再建。そしてまた火災で本堂が消失して再建と、
何度も火災に遭いながら再建された寺院で、
現在の建物の一部は、江戸から移築された武家屋敷のため、
お寺でありながら、敵を見張る屋根裏部屋等、忍者屋敷のような建物です。
庭園もきれいに整備されていて、
縁側から建物がこの世で、庭の部分があの世という構図で、
三途の川に浮かぶ船の形をした石がこちらに向かっていました。
御本尊様は薬師如来となっていますが、
明治時代に本堂の天井裏から発見された釈迦涅槃像が秘仏で、
数十年後に御開帳があるようですが、
私には見るチャンスがあるかどうかの様です。
御本尊様の厨子の中央には神殿のような鏡があり、
神仏習合の名残で、歴史を感じる佇まいでした。
導かれるように行ったお寺でしたが、
受付の方にもいろいろとお話が聞けて大満足の時間でした。
結局、この日は、神社ではなく、お寺の見学の日だったのか?
まあいいか(笑)
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