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タクシーの日

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8月5日は「タクシーの日」だそうです。

母方の祖父は生涯タクシードライバーで、

80過ぎまで現役ドライバーでした。

若い頃は、タクシー会社に勤めていたらしいのですが、

私の記憶の中の祖父は、個人タクシーの運転をしていて、

昼になると自宅へ帰って昼食と昼寝をしていたのを覚えています。

戦後は景気が右肩上がりで、タクシーに乗る人も多かったのだろうと思います。

太平洋戦争が激化しだすと、妻と子供は田舎に疎開させ、

祖父は、軍のお偉い方たちの送迎が主な仕事だったようです。

お陰で、召集令状を受け取ることも無かったのですが、

軍人さんを送迎しているので、いつも危険と隣り合わせで、

ある時、神戸に軍のお偉いさんをタクシーで送って行って、

その日の夜は神戸に一泊する予定だったのですが、

偶然京都へ帰る車があったので乗せてもらって帰宅したその夜、

神戸の大空襲があって祖父は命拾いをしたそうです。

その頃、母は疎開中の小学校2年生、

3歳下の弟と、生まれたばかりの弟がいたので、

もし空襲に遭っていたなら、

残された家族のその後の人生がどうなっていたかと思うとゾッとします。

私も生まれていなかったかも。

「人生は選択の連続」と言いますが、

今ある自分は、自分が選択したストーリーの中にいて、

困難にぶつかった時こそ、

自分にとって最善の選択をしていきたいものです。

「親ガチャ」

なんて、人のせいにしていては、

いつまでたっても幸せはやってこないと思っています。





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