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花山院の住職

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現在、私は西国三十三所巡礼の途中で、

入山の都度、おいずるに御朱印を頂いています。

あと数か所というところまでたどり着きました。

おいずるとは、元々巡礼の際に身に着けている白装束で、

西国三十三か所寺院の御詠歌がそれぞれ書かれていて、

その上に重ねて御朱印を頂きます。

現在は身に着ける方は少数派で、

亡くなった時に着せてもらって無事に極楽へ行けますようにとの

願いが込められています。

かつては徒歩で高い山を登って、

ここまで無事にたどり着けたこと、

お参りできたことに感謝するとともに、

これからの健康や亡くなった後に

極楽へたどり着けますようにと拝んでから御朱印を頂きます。

その当時からすると、車で巡るのでかなり楽させていただいています。

かれこれもう二十ヶ寺以上で御朱印を頂いたのですが、

いつもバイトらしき方がポンポンと判子押すように押していただいていたので、

こんなもんかと思っていましたが、

今回、住職さんが直々に御朱印を押されて、

おいずるの方は特別な思いがありましてと言われ、

手を合わせるように促されて、

私のこれからの人生の健康と安全、

そして亡くなったのちの極楽へ導かれますようにと拝んでくださいました。

私は有難すぎて涙が出そうになりましたが、

グッとこらえて深々とお辞儀して感謝を申し上げました。

住職さんは、

「最近の西国三十三か所巡礼は、スタンプラリーの様になって、

御朱印収集の様になっている。お寺の対応もバイトがポンポンと

御朱印を押しているのが残念です。」

と嘆いておられました。

ごもっともです。

まず辿り着けたことに感謝し、

巡礼出来る環境にあることに感謝して

この先も巡礼を続けて行きたいと思います。

そして満願した後、

もう一回花山院の住職さんのお話を聞かせて頂きたいと思います。

ありがとうございました。




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