龍安寺の茶室前には、
知足の蹲踞(つくばい)があります。
蹲踞とは、茶室に入る前に手をきれいに洗うための手水鉢の事ですが、
この蹲踞は「知足の蹲踞」と言われています。
水戸光圀の寄進の物と言われており、
本物は非公開で、私たちが見ているのは複製品です。
この蹲踞は四方に文字が書かれていて、
中央の口と書かれている所に水が溜まっていて、
「我唯足知」(われただたるをしる)と書かれています。
「金持ちでも満足できない人はいるし、
貧乏でも感謝の心を持てば満足できる」
という意味です。
昭和の頃と比べると、
平和ボケして贅沢な生活をしていると感じます。
雨風しのげて3度のご飯が食べられるだけでも幸せな事です。
「我唯足知」
肝に銘じます。
タイ古式マッサージサロン風(ろむ)