百日紅(サルスベリ)の花が咲くと、
夏休みを連想します。
とは言っても、実家は町屋で、
箱庭程度の日当たりの悪い小さな庭だったので、
大きな木は無かったように記憶しています。
子育てしたのがド田舎で、
座敷から見る風景が、背景の山を借景に子供達と百日紅を眺めながら、
夏休みの宿題を見ていたのが懐かしく思われます。
神泉苑さんの2本の百日紅の花が満開となり、
いよいよ夏本番となりました。
百日紅の語源は、朝鮮半島の物語が由来で、
龍神への生け贄に若い娘を捧げる習慣があり、
たまたま通りかかったその国の王子が、
娘を助けるために龍神を倒します。
王子は、100日後には戻ると手紙を渡し、
ひとまずその地を立ち去り、再び戻ってくると、
助けた娘はすでに亡くなっており、
王子はその訃報に落ち込んでいると、
ある時、その娘のお墓から、1本の木が生えてきて綺麗な花を咲かせます。
誰かを待ち続けるように100日間咲き続けたことから、
百日紅と名付けられ、
「あなたを信じる」といった花言葉が生まれたとされています。
サルスベリの樹皮は、ツルツルとしていて、
サルでも滑ると言ったことから、
受験で滑るとされて、縁起が悪いと言われることがありますが、
迷信なので庭に植えても問題ないそうです。
個人的には、あのツルツルした樹皮は大好きですが、
滑り落ちると困るので、これからも登ることはなさそうです(笑)。
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