1922年の今日は、
森鴎外が亡くなった日だそうです。
森鴎外と言えば、「舞姫」が頭に浮かびますが、
私は、その1冊しか読んでいないので、
あまり知らないのですが、
細菌学や衛生学をドイツで学んだ陸軍軍医であることは周知の事でしょう。
2年余り前から、世界が新型コロナウィルスの脅威にさらされて、
建物の入り口には、必ずと言って良い程、
消毒用アルコールが準備され、場所によっては、
体温を測って入室するなどの厳戒態勢を強いられてきましたが、
このところ、アルコールは相変わらず置かれていますが、
消毒している姿もちらほらで、
飽きたのか、恐怖心が薄らいだのか、
徐々に以前の状態に戻ろうとしてきたように思います。
森鴎外は、細菌や衛生の専門家なので、
細菌に対して日常生活でも慎重で、
素手でドアノブを持つことは無かったようです。
ただ、私見ですが、
インドやタイの人たちが食べても何ともない物を、日本人が口にした後、
日本人だけが下痢をするのは、あまりに清潔な環境で生活しているために、
やや不潔に晒された時の抵抗力が無さすぎると感じています。
コロナ対応の消毒感覚で育つ子供たちの将来が心配でなりません。
日常生活レベルでは、
そろそろ、消毒はやめて、
汚れたら、水で洗い流す感覚を取り戻してほしいと願っています。
タイ古式マッサージサロン風(ろむ)