大津の中心街を通り過ぎ、眼下に瀬田川が望める位置に「石山寺」があります。
真言宗の大本山で、「寺は石山、仏は如意輪」と言われる通り、
霊験あらたかな観音様として古くから信仰を広めてきたお寺です。
梅が有名なお寺でもあり、
時期的にも5分から7分咲きの白やピンクの梅が奇麗に咲いていました。
山門を潜り石段を登ると、一気に巨大な岩石が一面に広がり、
その先に多宝塔がそびえたっている様子に圧倒されます。
その大きな岩は、天然記念物の「硅灰石」で、
本堂や多宝塔はその上に建っています。
まさしく、石山寺の名前の由来となっています。
天智天皇の時代には、石切り場として利用されており、
奈良の川原寺の本堂の基礎石として利用されています。
トラックの荷台に乗せるだけでも人力では困難な作業ですが、
蹴鞠していたような時代に、
これをどうやって奈良まで運んだんだろうと考えるだけでも興味が沸きます。
桜の木もたくさんあったので、
これから暖かくなって桜が咲くと、
観光客がたくさん訪れることでしょう。
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