最近、「和」の所へ行っても、
椅子が用意されていることが多くなりました。
畳敷きのお寺の法事でも、しっかり椅子です。
「洋」の生活が主流になったからなのか、
「和」が無理なので「洋」の生活になったのか分かりませんが、
すっかり正座をする機会が減りました。
私は、あえて洗濯物を畳む時は正座で畳みます。
「正座ができない」=「膝が悪い」と思っている方が多いように感じますが、
そうではないと思っています。
正座をするときには、
太ももの前の筋肉が伸ばされます。
硬いと伸ばすときに、膝を圧迫するので、膝が痛くなります。
膝が痛いので、膝が悪いと勘違いをするのです。
実際、田舎でお百姓をしている高齢者の膝が変形性膝関節症になっているにもかかわらず、
普通に正座が出来る方がたくさんおられます。
それは、農業でしゃがんだり、和室で正座をする機会が多い環境で生活しているので、
太ももの前の筋肉が柔らかいということです。
タイ古式マッサージは、全身の状態を観察して施術を行います。
膝が痛いからと言って、膝の施術に固執することはありません。
総合的に全身を施術することで、
期待されていなかった不具合が良くなることが往々にしてあります。
継続して施術を受けることで、
日々の生活が快適に過ごせるように暮らしたいものですね。
タイ古式マッサージサロン風(ろむ)