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干上がったはずの元糺の池に水が溜まっている

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太秦にある蚕ノ社は歴史が古く、

平安遷都以前の西暦700年頃にはすでにあったと記録があり、

下鴨神社や上賀茂神社の様に、

京都最古の神社のうちの一つに入ります。

下鴨神社には糺の森が有名ですが、

蚕ノ社には元糺の池があり、

まるで下鴨神社より古いと主張しているかのようですが、

真相は不明です。

その元糺の池は、

周囲が宅地造成され、昭和の頃には田園風景が残っていたのですが、

今では見た感じは農地は全く無く、

何年か前には池の水は干上がってしまいました。

さすがに夏の土用の丑の頃には、

無病息災を願う足漬け神事のために地下水をくみ上げて水を溜めているようです。

今日は、大山崎まで車で行く用事があったため、

帰りに蚕ノ社にお参りに行ったのですが、

朝からしとしと雨が降り続いたため、

元糺の池には大きな水たまり程度ですが、

こころもち池の様になっていました。

元々池があったところなので、

干上がったとはいえ、水源は残っているはずなので、

比較的水が溜まりやすい環境なのだと思います。

京都は岩盤の上に家が建っているので、

地下には満々ときれいな水が溜まっているはずなので、

掘り進めればきっと水にたどり着くと思います。

かつては出水学区には造り酒屋がたくさんありました。

今では一軒のみが残っているだけですが(俳優の佐々木蔵之介さんの実家)、

きれいな水を利用して酒造りが盛んだったのでしょう。

今では、大通りに面した三角お屋根の家は珍しいと感じ、

のっぽな鉄筋コンクリート造りのマンションやビルが隙間なく立ち並んでいます。

市電が走っていた頃が懐かしく感じられ、

出来る事なら10分くらいで良いので、

その頃にタイムスリップしてみたいと思います。

必ず今に戻って来れるのなら(笑)。




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