太秦にある、通称「蚕ノ社」、
正式名称は「木島坐天照御魂神社」
(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)と言います。
とても長い名前なので、元々養蚕神社だったため、一般的に蚕ノ社と言っています。
創建は不明ですが、702年にはすでにあったという記載があるので、
それ以前から信仰されていたようです。
主祭神は、造化三神の一柱の、「天之御中主」(あめのみなかぬし)で、
高天の原に最初に成り出た独り神の一神で、八百万の神の始まりの神です。
蚕ノ社の奥には三柱鳥居という支柱が三本ある一風変わった鳥居があり、
元々は元糺の池の水の中にあったのですが、
近年、周辺の宅地化が進み、池の水が干上がってしまいました。
それでも元々池だったので、大雨が降ると少し水が溜まります。
先日の台風7号の影響で大雨が降ったお陰で、少し池らしくなりました。
この元糺の池は禊の池で、現在でも土用の丑の日には、
池に足を浸けると一年間無病息災の御利益があるとの言い伝えがあり、
地下水をくみ上げて水を溜めて足漬け神事が行われています。
下鴨神社のみたらし祭り(足つけ神事)が有名すぎて、
芋の子洗うような人の賑わいになるので、
私はいつも蚕の社の元糺の池で足を浸けさせていただいております。
今年も無病息災で宜しくお願いします。
タイ古式マッサージサロン風(ろむ)