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キンモクセイの花が香るとマツタケが採れる

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夫の生まれ故郷で暮らし始めたのが35年前の事。

街育ちの私は、田舎生活が毎日毎日驚きの連続で、

農業も日没後の真っ暗闇もクリスマスツリーのような光を奏でる蛍も、

違う星にやってきたかのような日々をしばらく過ごしました。

人は慣れるもので、年々それが当たり前のようになっていきました。

現在は街在住者に復帰して、それも今は当たり前の生活です。

京都市内でもこのところキンモクセイの花が香るようになってきました。

田舎生活の当時は、自宅の山でマツタケがたくさん採れる環境だったので、

今頃の季節には、山にマツタケを採りに行って、

夕食にはマツタケのすき焼きや焼きマツタケ、土瓶蒸し、

マツタケご飯を当たり前のように食べていました。

昔の人が言っていたようなのですが、

「キンモクセイの花が香るとマツタケが採れる」と。

カレンダーが存在しない頃には、季節を感じることで、

例年の行事が行われていたのでしょう。

「キンモクセイの花が香るとマツタケが採れる」は昔の話で、

マツクイムシの被害で、近隣の山の松は殆ど枯れてしまい、

マツタケが採れたと聞くことがほとんどなくなりました。

「香りマツタケ味シメジ」で、

その分、シメジは年中食べられるようになりましたが。

だんだん季節感が無くなるのも寂しいですが、

こうして長い年月をかけて世の中は変わっていくのでしょうね。




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