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パブロフの犬的池の鯉

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神泉苑の中央には大きな池があります。

そして、善女龍王社と本堂を繋ぐ朱塗りの法成橋があり、

橋のたもとに鯉の餌が売られていて、

観光客が橋の上からひっきりなしに餌を与えているため、

橋の上から池を覗くと

数十匹の鯉たちは条件反射で身体をこすり合いながら

餌を欲しがって口をパクパク開けて餌を待ちます。

以前はこれ程観光客がいなくて

参拝しているのは私だけの時が多かったのですが、

最近は大勢の参拝客でにぎわっているため、

どうやら餌がもらえることを覚えてしまったようです。

「私はあげないよっ!」

と言っているのに聞こえないらしく

人気者になった気分にも陥ります(笑)。

そして暖かい時期だけ滞在している鴨達も近づいてきて、

のんびりしている鯉の餌をしきりに横取りしている姿も見られます。

今の日本で普通の生活が出来る日常では、

食べ物の奪い合いなんて想像できないのですが、

こんな鯉たちの姿を見ていると、

食糧難の時代がやってくると

人間たちも食べ物の奪い合いを始めるのかなあと考えただけでも

ゾッとします。

米の値上がりが話題になっている昨今ですが、

お金を出せば買えるのならばまだありがたいのです。

平和な時代が続いてくれることをただただ祈るばかりです。




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