日吉大社の西本宮楼門の軒下四隅を支えている棟持猿。
それぞれ違ったポーズで神猿さんが
お参りに訪れる方々を見守っています。
神猿は全国各地に存在していて
京都御所の北東角の軒下にもいます。
御所の表鬼門を守っているのですが、
都の表鬼門を守っている日吉大社の神猿さんと見合ってる配置になります。
日吉大社では生きてる神猿さんが飼われていて、
既に室町時代の記録に残っていることから
長い年月飼われていることになります。
ちなみに、東山区にある「新日吉神宮」(いまひえじんぐう)は
日吉大社から勧請されたのですが、
狛犬ならぬ狛猿が檻に入っているように両脇に二体構えています。
その境内にはひっそりと「このもと社」が祀られています。
このもと→樹下→木下→木下藤吉郎
主祭神は「樹下大神」、豊臣秀吉です。
隣には豊国神社、裏には豊国廟があるので
秀吉ファンならこの周辺は一見の価値ありです。
神猿から御所、そして豊臣秀吉に話が飛びましたが、
日吉大社が京都とこれだけご縁が深いのに
知らない方が多いのが残念です。
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