延暦寺の国宝である根音中塔は
大改修中なのですが、
その工事の様子を一部足場を上がって見学ができます。
驚くほど大きな屋根がじかに見られるのです。
こんなに細かく重ねると、
そうは簡単に雨漏りすることはないでしょう(笑)。
788年に最澄が創建したのですが、
織田信長の延暦寺の焼き討ちにより焼失し、
1642年に三代将軍徳川家光が再建しています。
創建以来火を絶やすことのない「不滅の法灯」も、
工事中でも燃え続けています。
実は焼き討ちに遭った時には一回消えたのですが、
山形県のお寺にかつて火を分けていたのを、
反対に分けてもらって点火したという歴史があるそうです。
油を絶やすことなく1200年燃やし続けるという歴史に
頭が下がる思いです。
「油断」という言葉はここから始まったとのことです。
少し先になりそうですが、
改修工事が終わったピカピカの根本中塔を見るのが
待ち遠しいです。
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