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高齢者が転倒しやすい理由

コラム
私が介護施設を退職したのは

かれこれ17年前の事ですが、

在職中の研修会でよく耳にしていたのは

「2025年問題」でした。

2025年問題とは、

団塊の世代と言われる人たちが全員後期高齢者(75歳以上)

となるのが2025年ということです。

それはどういう意味かと言うと、

日本の世代ごとの人口が最も多いのが団塊の世代で、

その世代以上の年齢の人達を、

少ない現役世代で支えないといけないという

深刻な時代がもうそこまで来ているのです。

高齢者が転倒しやすいのは、

身のこなしが悪いとか、

骨密度が低いとか、

筋力が落ちてつまづいて転倒しやすいとか、

理由は色々ありますが、

骨折に繋がるケースがたくさんあります。

しかし、防げたはずのケースもたくさんあります。

一般に転倒は足腰が弱っているからと思われがちですが、

実は、足腰が弱っていてつまづいても、

体幹の筋肉がしっかり踏ん張れると

おっとっと!となってから転倒せずに踏みとどまれることもあります。

体幹の筋肉を鍛えるトレーニングをするのも一つの手です。

しかし、なかなか筋トレは続かないものです。

日常の生活を見直すところから始めるのはいかがでしょうか?

駅やデパートでエレベーターやエスカレーターを使わずに

階段を上り下りするとか、

家の床掃除でモップを使わずに雑巾がけをするとか、

通勤などで歩く距離を増やす等、

工夫をすればいくらでも筋トレ要素は転がっています。

身体を使わなければどんどん退化して筋肉量は減ってしまいます。

元気な老後を過ごすためにも身体を動かす習慣をつけておきましょう。




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