落ちてきたヒヨドリの赤ちゃんが、
やたらと窓にぶつかっては落ち、ぶつかっては落ち・・・。
次第に疲れて、休憩しながらこちらをじっと見ています。
気になりながら「仕事中です!」と自分を戒め、
合間にヒヨドリさんとにらめっこ。
親鳥は自由に飛べることが羨ましく思っていましたが、
自分の子供を抱いてあげることが出来ない歯がゆさを感じている様で、
行ったり来たりとバタバタ繰り返し、上空で泣きわめいています。
「捕まえて巣に入れてあげたいんだけど、さわれないからなあ・・・」
と、無策の自分を戒めたりしていました。
一旦庭に出ると、赤ちゃんは逃げることなく澄みきった眼で私を見つめます。
助けて欲しいんだろうなあ・・・。
そうこうしているうちに次のお客様のご来店。
そろそろ日が落ちようとしてきて、親鳥が行ったり来たりしています。
「親鳥さん!何とかしてあげてください!」
タイ古式マッサージサロン風(ろむ)