ルーシーダットン講座では、
身体の動かし方を細かく順番に声かけしてポーズをとってもらっています。
ある時生徒さんから、
「肩甲骨閉めて!」
と私が言った意味が分からないと言われました。
最終的に顔を上に向けるのですが、
その前に、「肩甲骨閉めてと言われてもそれまでのポーズで精一杯なのに、
ここから肩甲骨は締まらない!」
と言われました。
全身が凝り固まっているとそうなのでしょう。
「頑張って続けていただくと肩甲骨が締まりますよ」
と伝えました。
人が身体を動かすためには、
筋肉が関節を誘導して滑らかに身体が動いてくれるのですが、
筋肉が凝り固まると、ロボットみたいな動きになります。
何度も何度もポーズをとっているうちに、
少しずつ関節の可動域が広がっていきます。
子供の頃には、関節はもうちょっと柔らかかったと思います。
動かさない間に、どんどん可動域が狭くなっていったのでしょう。
一日の中で、5分でも良いので、
関節を伸縮させる時間をとるようにすると、
身のこなしが良くなり、怪我の予防にも繋がりますので、
出来ない言い訳を探すのではなく、
出来る方法を模索してみてはどうでしょう。
タイ古式マッサージサロン風(ろむ)