私の大好きな神社の「蚕ノ社」。
正式名称は、「木島坐天照御魂神社」(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)
で、三柱鳥居が有名です。
奈良時代の豪族の秦氏が創建したと言われていますが、
もともとこの地の土着の信仰があった所を整備したようです。
秦氏は平安遷都の時に、平安京の整備に貢献したと言われ、
この地を支配していたことから「太秦」の地名の由来にもなっています。
松尾大社や伏見稲荷大社等の創建、
大陸の進んだ土木や養蚕、織物等の発展にも貢献した豪族です。
私が子どもの頃には、元糺の池には水があったように記憶しているのですが、
現在では、宅地化が進んで池の水は干上がっており、
お祭りの時等には、ポンプで地下水をくみ上げているそうです。
今は住宅地の一角にある森の中の神社で、
鳥居をくぐるとタイムスリップしたような空気に変化します。
今年も葉が色づき、たくさんの鳥のさえずりを聞きながらお参りしてきました。
人ごみに行かなくても、十分秋を感じさせてくれる空間に感謝です。
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