先日、私の長男が結婚いたしました。
結婚式の日取りが決まったのが２０１９年の夏なので、二年余りの長い道のりでした。
自分の子供が結婚するのは初めてだったので、日取りが決まった途端、「留袖着るから髪を伸ばそう」と、いつもの私の行動力が発揮され、３０年以上ショートヘアーだった髪を伸ばし始めました。
それがです、2020年の年明けに新型コロナウイルス騒動が始まり、あれよあれよと世界中が混乱の渦の中。
その年の九月に挙式の予約は一年後に延期され、私の髪はもう一年ロングヘアーを維持することとなり
ました。
今年の夏の暑さがあまりに長かったため、めげそうになりながら何とか切り抜けようやく挙式当日を迎えることになりました。
一年遠回りして不安や心配で大変だったのはまぎれもなく新郎新婦の二人なので、せめて当日は良い天気になってほしいと毎日祈る思いで過ごして、式場に到着して空を見上げると、雲一つない晴天に恵まれ「最高の一日になってください」ともう一つ欲張って祈りました。
式と披露宴では、一面ガラス張りの窓から見える景色は、雲一つない澄み切った青空と、お日様に照らされて真っ青な海が一面に広がり、コロナ渦で引きこもっていたこの二年間のふつふつとした思いを吹き飛ばしてくれる爽快な借景の中でのひと時でした。
きっと神様が二人のためにプレゼントしてくれたのだろうと一人で静かに喜ぶ母でした。
それにしても留袖をこんなに長時間着るのは初めてで、ぐったり疲れてしまいました。
普段の姿勢の悪さに反省！
